二期生・ゲーマーズ・三期生――ホロライブが黄金期へ駆け上がるまで
2024年4月2日
ホロライブが現在の大きな存在感を得るまでには、一期生に続く二期生、そしてホロライブゲーマーズ、さらに三期生「ホロライブファンタジー」の登場という流れがありました。本記事では2018年から2019年にかけての拡張期と、その後の黄金期の幕開けを振り返ります。
二期生の登場――個性のぶつかり合い
2018年夏から秋にかけてデビューしたホロライブ二期生は、箱の存在感を一気に広げる存在となりました。
・湊あくあ:ドジっ子メイドでありながら、ゲームスキルはトップクラス。
・紫咲シオン:天才を自称する魔法使い。
・百鬼あやめ:和風お嬢様風の鬼っ娘、ほんわかとした雰囲気と毒舌のギャップ。
・癒月ちょこ:落ち着いた雰囲気を持つ保健医的存在。
・大空スバル:体育会系で明るさ全開、元気の塊。
二期生はキャラ設定も個性もばらばらでしたが、その掛け合いの妙が配信で光りました。特に湊あくあは高いゲームスキルで差別化され、後の大会やコラボで活躍する大きな原動力になりました。
ホロライブゲーマーズ――新しい風
2018年末から2019年にかけては、「ホロライブゲーマーズ」という特別ユニットが誕生します。ゲーム配信を軸とする彼女たちは、ホロライブに新しい武器をもたらしました。
・白上フブキ(1期生から兼任)
・大神ミオ:落ち着いた雰囲気と占い配信で人気の狼娘。
・猫又おかゆ:マイペースで癒し系、ゲーム実況との相性抜群。
・戌神ころね:ハイテンションかつ長時間配信で伝説を残す存在。
特に戌神ころねは海外ファンに強いインパクトを与え、切り抜き動画を通じて「KORONE」の名が海外掲示板やSNSで広まっていきました。ゲーマーズは、ホロライブが「ゲーム実況に強い」という新しいイメージを確立するきっかけとなりました。
二本柱の確立と箱推し文化の拡大
二期生とゲーマーズの加入により、ホロライブは「歌・雑談・バラエティ」と「ゲーム実況」という二本柱を確立しました。ファンは推し個人を追いながらも、自然とグループ全体を応援する“箱推し文化”を体感し始めます。この時期はまだ「黄金期」とは呼ばれていませんが、その前夜といえる拡張期でした。
三期生の衝撃――ホロライブファンタジー
2019年にデビューした三期生は、当初から「ホロライブファンタジー」というユニット名を掲げて登場しました。
・兎田ぺこら:独特の“ぺこ口調”で瞬く間に人気に。
・潤羽るしあ:可憐さと激情を行き来するキャラクター性で印象を残す。
・不知火フレア:温厚で頼れる姉御肌のエルフ。
・白銀ノエル:天然でほんわか、料理好きな女騎士。
・宝鐘マリン:破天荒なトーク力と存在感で“最強の船長”と称される。
彼女たちはRPGパーティのようなファンタジー性を打ち出し、グループとしての個性を際立たせました。配信の内容は切り抜きで拡散されやすく、兎田ぺこらのトーク、宝鐘マリンのハイテンション、潤羽るしあの感情豊かな瞬間が次々と動画化され、YouTubeやSNSで急速に広がりました。
黄金期の幕開け
三期生の登場によって、ホロライブは「トップVTuber集団」としての地位を確立しました。ファンは誰を見ても楽しめ、どのコラボも盛り上がり、海外ファンも一気に参入。切り抜き文化を通じてホロライブの名は世界規模で知られるようになりました。
この頃から「ホロライブ黄金期」という言葉が語られるようになります。推しを追いかけるうちに他のメンバ ーも好きになり、気づけば“全員推し”になっていたというファンが続出しました。三期生は単なる新人デビューではなく、ホロライブを世界的なブランドに押し上げた革命だったといえます。
ホロライブ公式(所属タレント):https://hololive.hololivepro.com/talents
カバー株式会社 公式サイト:https://cover-corp.com/
Hololive Production Wikipedia(英語版):https://en.wikipedia.org/wiki/Hololive_Production
ホロライブプロダクション Wikipedia(日本語版):https://ja.wikipedia.org/wiki/ホロライブプロダクション
にじさんじ・ホロライブまとめ年表(非公式Wiki):https://seesaawiki.jp/hololivetv/
Animatetimes「所属タレント紹介」記事:https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1703424095


