ホロライブ5期生『桃鈴ねね』――笑顔の裏で努力を積み重ねる人
2025年10月17日
ホロライブ5期生『桃鈴ねね』。
いつも明るくて、ちょっとドジで、配信を見ているだけで元気がもらえる。
彼女の笑顔は、誰より努力し、何度も立ち上がってきた結果。
時々凹んでも、数日後にはちゃんと笑って「がんばる」と言える――
そんな"決して挫けない強さ"を持つ彼女を語りたい。
■はじめに
彼女の配信を見ていると、明るさというのは"生まれつきの性格"だけではなく"何度も自分を立ち上がらせてきた結果"というのもあるのだな思います。
配信やライブで見せるあの無邪気な笑顔は、多くの挑戦と努力の積み重ねの結果でしょう。
しかし、そんな彼女でも時々ふとした瞬間にその心の揺れが見える時があります。
誰かの卒業、周囲の変化や距離感の変化。
最近では、マネちゃんに言われたことで悩んでいました。
しかしそんな出来事も、彼女自身、精一杯悩みながらXや配信でその気持ちを素直に口にしてくれます。
そして数日後には「もう大丈夫」「また頑張る!」と笑顔に戻る。
自分の気持ちに正直で、それでも立ち止まらない人――それこそがホロライブ5期生『桃鈴ねね』だと思います。
■小学生男子のような無邪気さと、見せない努力
配信で飛び出す"無邪気な下ネタ"や笑いのテンポ感は彼女の代名詞のひとつでしょう。
小学生男子のような天真爛漫さで盛り上がり、コメント欄を笑いで包む瞬間。
それの虜になり、または癖になり、彼女のファンになったという人は多いのではないでしょうか。
しかし彼女の魅力はそのような表面で見える明るさだけではありません。
裏にはしっかりとした観察力と気配りが感じられます。(たとえ本人が自覚していなくとも……です)
場が重くなりそうなとき、空気が沈みそうなとき、彼女は自虐を交えてでも明るい方向へ流れを変えていこうとする。
それは彼女が自然と身につけた立ち回りの技術だと思います。
一方でライブのステージに向かいあうときは、まるで別人のように真剣です。
完成度の高いダンスや歌など、全編通して堂々としたアイドルの姿を見せてくれます。
毎日のレッスンや体力づくり、トレーニングなど、地道な努力の時間が終わりなく続いている毎日でしょう。
同期の3Dをみて「なんでねねは、あそこにいないんだろう」と涙をこぼし、最後の3D化となったあの日、桃鈴ねねは5期生の誰よりも遅れて、でも誰よりも力強くステージに立ちました。
だからこそあの瞬間は、"夢を諦めなかった人が掴んだ瞬間"として、多くのファンの記憶に残っています。
桃鈴ねねはまさに"決して挫けない強さ"を持つ人だと感じました。
■ヘラった夜のあとで、また笑える
たまに配信で少し元気がなかったり、心の不安をそのまま話してくれることがあります。
ファンとしては心配になりますが、同時にそれが彼女らしさと感じます。
ねねちは、無理に明るく振る舞うタイプではなく、ちゃんと「今の自分」を言葉にできる人です。
だからこそ、そこからまた立ち上がるとき、その笑顔がよりまぶしく見えるのだと思います。
そしてそういう時、ねっこの人たちがいかに彼女のことを大事にしているかが伝わってきます。
明るくて元気な彼女の笑顔を支えているのは、間違いなくいつも温かく見守るねっこたちの存在があるから。
コメント欄には冗談や応援の言葉が絶えず、どんな配信のときも「おかえり」「無理しないでね」という優しい言葉が並びます。
それは、単なるファンとタレントの関係ではなく"日常の一部を分け合う関係"のように感じられます。
彼女が落ち込んでいるとき 、ただ励ますだけでなく、明るい空気を作っています。
彼女もそれを感じ取り、笑いながら「みんながいるから大丈夫」と言ってくれる。
花が咲き続けるためには、見えないところで支える根が必要。
桃鈴ねねがステージで輝き続けられるのは、彼女を下から支えるファンがいるからだと思います。
配信の空気、チャットの流れ、Xでの反応――どれも穏やかで優しく、誰かを攻撃したり、比べたりしない。
心から彼女を推す声は、きっと彼女の背中を押す力になってきたと思います。
互いに無理をせず、時に励まし合いながら、一緒に季節を重ねていく。
この関係性こそが、まっすぐな絆のひとつだと思います。
■不屈の精神が作る"桃鈴ねねらしさ"
ホロライブ加入前、彼女は何度もオーディションに挑戦し、そのたびに落ちても諦めずに再挑戦したと話していました。
普通なら一度で心が折れてしまいそうな過程を、彼女は何度も乗り越えてきた。
「やりたいと思ったことを簡単に諦めない」
その姿勢が、今のねねちの活動のすべてに繋がっているのだと思います。
3Dライブで泣きながら歌ったあの日も、たくさんの努力を経て掴んだ結果であり、あの日の涙は、弱さではなく、積み重ねた努力の証。
そして、その姿を見て涙したファンは、きっと一人や二人ではなかったはずです。
どんな困難があっても、何度でも立ち上がる。
その生き方そのものが、私たちに勇気を与えてくれているのです。
■「桃鈴家」に見える人間力
触れようかと迷いましたが、個人的に触れたいので触れます。
夜空メル、さくらみこ、そして桃鈴ねねの三人で構成されていたユニット"桃鈴家"。
このユニットには"ねぽらぼ"とはまた違った"温かさ"と"絆"を感じていました。
ゲームの勝敗でその日の「長女」が入れ替わるというユニークなルールを設けて(強制的にそういうことにして)毎回誰が一番になるのかを楽しみにする人も多かったと思います。
メンバーの関係性も、まさに姉妹のようでした。
天然ボケのやりとりや、お互いのフォローの仕方には、本物の信頼が感じられました。
しかし今、夜空メルの名前を公に出す人はほとんどいません。
けれど、あの「桃鈴家」という時間を知っているファンの多くは、あの三人の笑顔の中に確かに存在した"友情の形"を覚えているはずです。
誰かが少し遠くに行ってしまったとしても、その思い出を消さない人で、ふとそういう話題に触れるのも、今も笑っていられるのも、そうやって過去を捨てず、優しく抱えながら前に進む強さがあるからでしょう。
■おわりに
先日の配信で『自分から下ネタを取ったらなにも残らない』というよう なことを語っていましたが、もちろんそれが彼女の面白さを構成する一部であったとしても、そんなことは無いでしょう。
それだけは言い切れます。
ホロライブ5期生『桃鈴ねね』はそんな一言では到底語りきれません。
努力家で、研究熱心で、優しい。
笑いながら人を励まし、自分が泣くときも、それを次の笑顔に変えていく。
その明るさは、決して作り物ではなく、何度も立ち上がってきた人だけが持てる、本物の強さの輝きです。そしてその光を、これからも静かに支えていくファンがいる限り、彼女は何度でも立ち上がって、また笑ってくれるでしょう。
それと同時に、今日までもこれからも、ねねちを支え続けているねっこたち にも、心からありがとうと感謝を伝えたいです。
書き切るのに1ヶ月ぐらい掛かりました……追っかけてきた期間が長いからこそエピソードが多すぎて、そのたびにいろいろな思い出が……。ともあれ、ねねちはすごい。





